桜吹雪の乞田川(多摩センター)…カルガモの油シャンと眠り方

京王線、小田急線、多摩モノレールの3線が近接する「多摩センター駅」。そのすぐ側を通る乞田川(こったがわ)沿いの桜を見に行きました。

見事な桜吹雪とともに、カルガモが羽づくろい(はづくろい)する様子を観察することが出来ました。鳥たちは「湯シャン」ならぬ「油シャン」で羽を美しく快適に保っていました。

夜はライトアップされて、夜桜もまた美しい。

カルガモの撮影

川沿いの遊歩道を歩いていると、つがいのカルガモが数ペア泳いでいました。

※この時期カルガモは繁殖のため、つがいで行動するそうです。ちなみにカルガモは鴨の中でも珍しく雌雄の見た目があまり変わりません。他の鴨たちは雄が美しい羽をもっています。

するとそこにおじさんが現れてパンくずをやり出したのです。(いいのか!?)カルガモは投げられたパンくずをくちばしで器用にキャッチし、しばらくするとおじさんは行ってしまいました…。

「カルガモってこんなに人に慣れているのか!(近くで写真が撮れるかも~)」と思った私は、土手を下りて桜吹雪とカルガモの観察を始めました。

※カルガモのように見えても、人間に飼い慣らされたアヒルとの交雑種がいるそうです。(この子たちがそうであるかは不明)野生のカモは他の鳥たちと同様、人には近づかないことが多いようです。

桜にまみれても、もっとパンほしい。

カルガモたちの傍でただじーっと座って乞田川を流れていく花弁や、時折の強風で舞う吹雪桜の様子に集中しているとカルガモ達は私に警戒しなくなってきました。

そして川底をしきりにつついていたカルガモたちは、休息の準備に入るのでした。

カルガモの油シャン

まず、眠る前の準備のように羽づくろいを始めました。海鳥や水鳥は尾羽の付け根にある尾脂腺(びしせん)というところが発達しているそうで、そこから出る脂を全身につけます。

これは主に防水性防汚性耐久性抗菌性を高めます。

また羽づくろいには、羽のほつれ重なりを整えて寄生虫汚れを落としたり、換羽と言って羽の生えかわりを促進したりする働きがあるそうです。

逆に言うと、羽づくろいが出来ないと汚れやほつれによってバサバサして乱れた状態なってしまうそうです。

片足を上げて羽を広げる。乾かし中?

尾脂腺のある尾の付け根部分に頭をこすりつけたり、くちばしでそこから脂をとって羽を整えたり…その合間には一度水に入ってから水上に出て羽を大きく羽ばたかせたり(水を飛ばすような動き)

まぁ、せわしないです。全身を丁寧に繕います。

時には水を羽に塗り込むような動きも見られます。

水鳥は羽が水にぬれて体温を下げたり、飛行に支障が出たりしないように特に丹念に羽づくろいをするそうです。

言われてみると、陸にいる鳩やカラスはそういう姿を見ることがあまりないですね。

シャンプーで体を洗う人間やペットには皮膚病が多いと言いますが、野生の動物たちは自分の脂で体を整え、守っています。

ふっくら艶々としたカルガモたちを見ながら、野生でも美しい状態を保つことが出来るのだな~と改めて思った光景でした。

カルガモの眠り方、寝顔

カルガモは片足で眠ります。

もう片方の足は羽の中に収めます。頭(くちばし)も羽の中にしまって眠るようです。

チラリ。まだ目が開いている。

こちらはもう一羽(たぶん雌)。片足立ち。目が怖い。

ひとしきり羽づくろいが終わっていよいよ眠る体勢に入ると、まぶたを閉じたり開いたりします。カルガモや鳥の多くは、人間とは逆で瞼は下から上へ閉じるようです。

きれいに整った羽できもちよさそうに眠ります。

眠気に勝てなかったのか、私がすぐ近くでパシャパシャ撮っていても眠ってしまいました。

乞田川の桜吹雪

カルガモが眠ってしまった後、また桜並木を散策することにしました。

桜も散り始め、強い風が吹くと本当に吹雪の中のように花弁が舞います。

今だけの光景

レジャーシートを敷いてお弁当を食べる人々も…お花見がしやすいスポット!

乞田川は土手に降りられるようになっている個所があります。水位に注意は必要ですが、そこでゆっくりする人々の姿が見られます。

途中途中、道路で寸断されるので長いウォーキングには向きませんが、一か所でゆっくりするのにはちょうど良い場所です。

ソメイヨシノ以外の桜もあって楽しい

まとめ

コンパクトカメラしか持たない私には鳥の撮影は野良猫より難しく、完全な野生ではないにしてもこんなに近くで鳥を観察する事もなかったので面白い体験でした。

そう考えると、野良猫も完全な野生ではないのだな~と。

野生の動物を撮影すると言うのは、とても難しいことなのだと気付きました。

そして「自然体で生きる」「自然環境」などと簡単に言ってしまいますが、本当の自然というのは想像を絶する厳しい環境なのだろうと今更ながらに実感しました。

生産されたモノではなく自然が作り出すものを食べ、飲み、その中で生を営む動物たちと私の間にある大きな大きな隔たりを目の当たりにし少し悲しくなりましたが、まずは生活の中に「本当の自然」を少しずつでも取り入れることを意識していこうと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

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