安らぎの香りをいつでも。金木犀(キンモクセイ)と月の関係

金木犀の香りがどこからともなく漂ってくると、秋も本番。少し切なさを感じる季節ですね。

我が家の近くにもたくさんの金木犀が植わっていて、窓を開けるとほのかに香ります。

今日は金木犀の香りの活用法や一年中使える保存法、月とのつながりについてを海外の情報なども交えながらまとめてみようと思います。

金木犀の香りの成分

γ‐デカラクトン………桃、アプリコット、和牛、ウィスキーなどに含まれる甘い香り

β‐イオノン……………スミレ、ヘナなどややウッディーな香り

リナロール……………ローズウッド、スズラン、ラベンダー、ベルガモットなど柑橘系の香り

Cis-3-ヘキサノール…緑茶、メロンなどグリーン系の香り

その他ネロール、ゲラニオールなどが含まれ、金木犀の香りは欧米で「花の香りにやや甘いバターのような香りが含まれる」と評されるようです。

これは和牛にも代表されるγ‐デカラクトン(桃を感じさせる甘い脂の香り)が特徴づけているのかもしれませんね。

金木犀の香りには、食欲を司るオレキシンという神経伝達物質の分泌を抑制する効果があるそうです。食欲の秋に食欲を抑える香りとは、なんだか不思議ですね(・∀・;)

海外では

金木犀は中国が原産で、日本では沈丁花(じんちょうげ)、梔子(くちなし)と並ぶ三香木の一つですが、欧米では金木犀(fragrant olive)の香りに馴染みのない人が多いようです。

ちなみにオリーブはモクセイ科です。

烏龍茶や緑茶とブレンドしたり、ストレートでもOK

アメリカのサイトでオスマンサスティー(桂花茶:金木犀の花茶)の説明がありましたので、ご紹介したいと思います。真偽のほどは分かりませんのであくまで参考としてお読みになり、詳細は漢方医などにお尋ねになるとよいかと思います。

顔色を良くする、肌を保湿する

寒さと湿気を払う

粘膜の炎症をおこした肺に起因する咳をへらす

月経痛、歯痛、慢性の胃痛を和らげる

口臭の軽減

視力の強化

胃を温め消化を助ける、腸疾患によるガスを減少させる

毒素を取り除く

ストレスを和らげ安らぎを与える

などなど

本場中国では桂花茶としてだけでなく、いろいろなお菓子や料理に使われているそうです。

次はその活用法や保存法を見ていきましょう。

桂花の活用法、保存法

乾燥させた花をお茶としていただくだけでなく、いろいろな方法で楽しめるそうです。

塩漬け、砂糖漬け、蜂蜜漬け、ジャム、シロップ(桂花醤 )、お酒(桂花陳酒のベースは白ワインですが、焼酎などでも出来るそう)→保存可

→保存可

香りご飯

月餅、クッキー、ゼリー、コンポートなどのお菓子類

この他にも、おかずの香りづけとしても使われるようです。クックパッドにも少しレシピがありましたよ☆

色と香りが残るなら、花のまま凍らせても楽しそうですね(*´v`*)

こんなイメージ?

香りが強いので、フルーツなどとあわせると上手くいきそうです。

フルーツケーキやフルーツティーなど。

かの有名な亀ゼリーのシロップに使われることもあるそうなので、パンチのある使い方も良さそうです。

日本では

日本では桂というと別の植物ですが、もともとは金木犀のことです。

桂男

桂男の話は、インド→古代中国→日本と経て変化してきたものと言われています。

日本では月読命(ツクヨミ)という夜や死の世界を想起させる神、そして美男の妖怪としての側面も持っています。

一方中国では罰として月にある巨大な金木犀を永遠に切り続ける男の話として伝わっています。

桂男は美男のことを指すと同時に、月の異称でもあります。また桂離宮は観月の名所ですし、月桂樹は桂に似ているというよりは金木犀に葉や幹が似ています。

月桂樹

金木犀

似てる!!!

ちなみに日本で言う桂の語源の一つは「香出ら(かづら)」で、こちらも時期によって砂糖菓子のような甘い香りを発します。

詳細→綿菓子?キャラメル?甘い香りの街路樹、桂(かつら)

こちらが桂。

しかし桂の見た目は金木犀や月桂樹とまったく違って、幹はガサガサ、葉はハートのように丸いのです。

このように桂という字は、もともと日本においても月と関連の深い金木犀を表していたのではないかと想像できます。

金木犀、桂、月桂樹の三つに共通するポイントは「香り」です。

肉桂(シナモン)にもこの桂の字が使われています。こちらも香りが特徴です。

もしかすると、時を経て「香る」という意味合いが強くなっていったのかもしれません。

まとめ

こんなにかたく閉じていても
遠くまで香ってきます。

街路樹でも見かける金木犀ですが、大気汚染が深刻な場所では花をつけにくいというのは比較的有名な話です。

私が育った家にも金木犀があり、花付きが悪いと幼心に環境の心配をしたものです。

いつまでも金木犀が優しく香る環境を維持していきたいですね。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

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